223:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 23:58:00.25 ID:yLZaPSG20
ドサドサ
ガチャガチャ
相棒『有用な武器はこれで全部』
用心棒『おう、有難う』
少年『あれ?これは……刀ですか?』
相棒『いや……』ガチャガチャ シャキーンッ!
相棒『こうすると鉄砲になる』
少年『変形するんですね!』
用心棒『面白いな。一応持って行くか……』
用心棒『打ち合わせを再開するぞ。まず、例の秘密通路だが……』
用心棒『使わん』
相棒『何故?』
用心棒『怪しいからだ。あの頭巾野郎の意図を感じる』
用心棒『それでも使わなければならない状況もありえただろうが……俺達には鍛冶屋が遺してくれた秘密兵器がある』
用心棒『相棒。お前はそれを使って油商人の屋敷に侵入するんだ』
相棒『……』コクリ
少年『……』
少年『……用心棒さん、僕も行ってはいけませんか』
用心棒『……何故だ?』
少年『油商人は……油商人は、僕の父と母の仇でもあります』
少年『この戦いは僕の戦いでもあるんです。黙って見ているなんて……できません』
用心棒『……』
相棒『……用心棒』
用心棒『……わかった。行くがいい……』
用心棒『相棒がお前を油商人のところまで連れて行くだろう』
少年『……ありがとうございます』
用心棒『礼を言われる筋合いはない。……死ぬなよ』
少年『はい』
用心棒『……で、鍛冶屋の秘密兵器の使い方だが……』
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