用心棒「派手にいくぜ」
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215:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 00:17:30.14 ID:CB2hRmw+0


 時は巻き戻り……

 昼過ぎ


 蔵


 ガチャッ バタンッッッ!

少年『はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……』

少年(完全に撒いた!)

少年(しかし闇商人に見つかったということは、すぐに油商人のところにも情報がいくはずだ……!)

用心棒『どうした坊主、泡を食って!』ドカドカ

相棒『おちおち眠れない……』ドカドカ

少年『ああ、用心棒さん!例の図面の訳書はここに!』

用心棒『よし、よくやった!』

少年『し、しかし途中で闇商人と、その手下二人に見つかってしまいまして……』

用心棒『なんだと?手下というのはどんなやつだ?』

少年『赤い狩衣の短銃使いと、青い小袖の剣士です!』

相棒『赤袖と青袖!』

用心棒『ああ。奴め、江戸一の殺し屋を引っ張り出してきやがった』


用心棒『つけられてはいないだろうな?』ガチャッ キョロキョロ

少年『それは大丈夫です、発明家さんが役立つものをくれたので!』

用心棒『ヘン、相変わらず変な気の利く奴だ……』バタンッ


用心棒『だがこれで油商人もすべてに気が付いただろう』

用心棒『近衛四天王は既に亡い。奴がいよいよ守りを固める前に館に踏み込み、叩く!』



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