148:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 23:57:46.15 ID:XhvtTbv00
相棒「……二人共。引き揚げを……」
用心棒「んっ?ああ……ドタバタ騒ぎを聞きつけた野次馬が集まってくるかもしれんしな」
少年「あ……そういえば、向かいの家が騒がしかったような」
相棒「大変だ。急ごう」
少年(淡々としてて全然大変そうじゃないなあ)
用心棒「心配しなくていい。こういう後ろめたい奴の家には、決まって……」ウロウロ ガチャガチャ
バチッ バクンッ!
少年「あっ!」
少年(壁がばね仕掛けで開いた!奥には暗い通路が続いている……!)
相棒「よし。早速」
用心棒「待て、持って行けるものは持って行こう。風呂敷は……あった」ゴソゴソ
用心棒「まず仕込み箪笥の中にあった武器弾薬……」ガチャガチャ
相棒「提灯……それに火……」カチャカチャ
少年「えーと、えーと……あっ、櫃にご飯が残ってます」カパッ
用心棒「おお良いな、適当に握って、何かに包んでおいてくれ」ガチャガチャ
相棒「浪人どもの武器は」
用心棒「重いからやめておこう。一応使えないように壊しておいてくれ」
用心棒「多分鍛冶仕事用の鎚がそのあたりにあるはずだから、それで強かに打てばいい」
相棒「……」コクリ
スタスタ ガチャガチャ
ガキーンッ! バキャッ! ガキンッ!
用心棒(四天王が全滅したとはいえ、いつ追手が襲ってくるかわからん。欲張って大量の武器を抱えて疲れるのは悪手……)
用心棒(……四天王が、全滅……か)
用心棒「よし、武器はこれでよし」ギュッ
相棒「終わった。準備万端」
少年「こっちも終わりました!」
用心棒「俺も今……ん?」パラッ
用心棒(これは……手紙?)
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