520: ◆b0WfvkcEH/8G
2016/08/07(日) 01:16:44.89 ID:FBGKkewm0
ミュール「そうだね…まぁ、現夢は元々夢の要素が強かった世界に文字通り“神”の悪戯で現実だとか時間だとか、その他諸々の概念が絡んで所謂平行世界と言われるものになった、という感じかな」
妹「文字通り“神”の悪戯……つまり全知全能の神の力が働いているって事?」
ミュール「それ以外に考えようもないしね…そう考えるのが自然だね」
ミュール「そもそも現夢世界については解ってない事が多くてね、ボクみたいな人智を超えた存在達の間でも永遠のミステリーになってるんだ」
妹「じゃあ…もしかして現夢世界ってかなり危ないんじゃないの?」
ミュール「絶対的に危ないものではないけど…現夢という世界に適した能力を持っていないと相当危険かもしれないね」
妹「やっぱり危険…だよね」
ミュール「いや、ごめんね? 今のはちょっと脅しただけだから!」
妹「…は?」
ミュール「今言った事は事実だけど、現夢を旅する者の安全はある程度保障されてるからね」
ミュール「少なくともボクは現夢世界に適応した能力を持ってる、というか現夢から生まれたようなものだから、ボクがついてる限り妹ちゃんの安全は保障されてるよ」
妹「あ、最初に言ってた私を導くだの何だのっていうのはそういう事だったのね」
ミュール「ただし!逆を言えばボクがいないと何が起きてもおかしくないって事だからね?」
妹「あれ? アンタはこの世界に迷い込んだ哀れな子羊を導く者なんじゃないの?」
ミュール「そこは私から離れちゃ嫌!(妹声)とかミュールがいないと私…(妹声)とか言うところでしょ…」
妹「私から離れちゃ嫌(棒)」
ミュール「はぁ…じゃ、取り敢えず次の目的地に行きますか」
妹「え、m」
妹「」シュンッ
ミュール「」シュンッ
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