860:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:06:14.43 ID:qoUBaYMm0
ザコ「あぁ……触り心地良さそうな見た目してるなぁ。防護服さえ無けりゃ触れるのに……」
防護服とは言ったが、別に魔法に対する耐性があるとか、そんな特殊な物ってわけじゃない。ただ直接触らないための簡素な物だ。
勇者「着てなくても触っちゃダメでしょ」
861:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:08:42.45 ID:qoUBaYMm0
あくまで触れないための防護服は、その牙にはなんの意味もなさなかった。右腕にその牙が突き刺さり、激痛が走った。
ザコ「いって!!!痛え!!!」
その痛みから逃れようと、右腕を振り回すが、ワタモンは噛み付いたままだ。
862:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:11:06.23 ID:qoUBaYMm0
武闘家「まさかあんな風に攻撃してくるとはな」
勇者「あれは予想外だったね」
ザコ「凄く痛かった……」
863:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:12:45.41 ID:qoUBaYMm0
一瞬、あんなに白い木なんてあったっけ?と思った。あれだけ他と色が違うなら、気づいているはずだからだ。
けど、目を凝らして見ると、あれがただの木ではないことがわかった。
ザコ「あ、あれって……」
864:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:14:36.43 ID:qoUBaYMm0
勇者「敵の数は多いけど、離れたら危険だ!ここは固まって……」
そう言って振り返るが、後ろには武闘家と僧侶妹しかいない。
勇者「あれ!?ザコ!?」
865:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:16:50.73 ID:qoUBaYMm0
あまりの恐ろしさに走って逃げてしまった。そのせいで完全にはぐれてしまった。腕のところが破れているので、そこを狙われるから噛まれることはない。それはわかっていても、それでも怖いものは怖い。
ザコ「あー、ほんと刺されたり噛まれたり斬られたりはやだなぁ」
竜王「……別のことを考えて逃げるでない」
866:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:19:58.23 ID:qoUBaYMm0
ザコ「まあ、はぐれたなら仕方ねえか。合流目指しつつ、親玉を探そう」
ワタモンについての説明は事前に受けてある。本来ワタモンは、一匹の巨大なワタモンだ。それが小さなワタモンを作ることで、群れを作っている。小さなワタモンを倒したところでイタチごっこだが、逆に生み出している方を倒せばそれで終わりだ。
ザコ「って言っても、そう簡単に見つかるとは思えないよなぁ」
867:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 00:21:14.84 ID:qoUBaYMm0
もうちょっと待ってと言っときながら、お久しぶりと言える期間空いてしまった……ポケモンの魔力は凄い。
868:名無しNIPPER[sage]
2016/12/28(水) 00:26:00.96 ID:7OeHXmxqo
ワタモンゲットだぜ!
869:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/12/28(水) 21:08:02.36 ID:qoUBaYMm0
ワタモンA「モフゥ!」
ワタモンB「モフゥ……」
ザコ「いた……!」
948Res/370.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20