465:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:22:57.31 ID:1WN9NgF5O
<中央大陸>
「騎士王様」
赤色の鎧を着た一人の男が騎士王に話しかける。
466:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:24:05.72 ID:1WN9NgF5O
騎士王「・・・?なぜ驚く?」
赤騎士「いえ、騎士王様が直々に出向くなんて珍しいことですから」
騎士王「あいつとは旧知の仲だからな。それに、他の奴なら乱暴に扱うだろう?そういうのは好きじゃない」
467:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:25:16.00 ID:1WN9NgF5O
騎士王「なおさら俺が行くしか無くなった」
赤騎士「このザコという者がどうしたのですか?」
騎士王「こいつは、俺にとって大切な人間だ」
468:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:26:16.09 ID:1WN9NgF5O
武の国出発まで後一日
弟子騎士「お、来たようだな」
ザコ「あれ、誰もいないんですね」
469:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:28:13.73 ID:1WN9NgF5O
弟子騎士「これはむしろその逆、俺が圧倒的攻撃力を持つ中央警備の奴らと互角に戦えるように考えた、必ず殺されない技だ」
ザコ「必ず殺されない技?」
弟子騎士「その名も絶対防御、俺の使える一番の防御技だ」
470:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:29:11.22 ID:1WN9NgF5O
弟子騎士「まあ物は試しだな。今から十分間、好きなだけ攻撃してこい。特技も魔法も好きなだけ使っていい」
ザコ「へっへっへ、俺だって強くなったんですよ?」
弟子騎士「いいから来い、時間がないんだ」
471:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:30:38.37 ID:1WN9NgF5O
弟子騎士「まあ、妥協点と言ったところか?」
練習を開始してから6時間ほど経過した。12時を少し過ぎてしまったが、なんとか習得することが出来た。
弟子騎士「絶対防御習得・・いや、絶対ではなく完全レベルか?【完全防御】習得おめでとう」
472:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:31:48.19 ID:1WN9NgF5O
老人「ふぉっふぉっふぉっ、それではザコよ。勇者の仲間として活躍し、この道場をもっともっと大きくさせておくれ」
ザコ「もっとマシなこと言えないんですか?」
老人「仕方ないじゃろう!お主に言うことなんてそれくらいしか無いんじゃから!」
473:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:33:28.91 ID:1WN9NgF5O
武の国出発当日
勇者「ザコ、準備はできた?」
ザコ「ああ、大丈夫」
474:ザコ ◆yCN5hS2KDdU/[saga]
2016/05/01(日) 20:36:02.73 ID:1WN9NgF5O
勇者「そういうザコは珍しく汗臭かったよね」
ザコ「珍しくってなんだよ!そういうお前は無駄に良い匂いだったじゃん」
勇者「ああ、花の香りのするシャンプーを使ってたからね」
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