にこ「きっと青春が聞こえる」
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8: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/03/12(土) 13:11:29.95 ID:vN5K0eK3o

にこ「いっそのこと、この一年間やりなおせたらなぁ」

 なにげなーくつぶやいた一言が、実は一番望んでることかも。頭の中で繰り返してみて……うん、やっぱりそれが一番ステキ。

 μ'sとして駆け抜けた一年間。

 もっともっと感じていたい。もっともっと刻み込みたい。

 ありえないことだって、わかっていても。

 やっぱり……やりなおしたいなぁ。

にこ「…………ん?」

 「やりなおす」というワードに、なぜか引っ掛かりを覚える。

 なんだっけ? なんだかついさっき聞いたような――

にこ「あ」

 そうだ。夢だ。

 ついさっきまで見ていた夢に出てきた人物――ちっちゃくてキュートで鈴の鳴るようなきれいな声、もうアイドルと言ったらこの子しかいないでしょってくらいアイドルオブアイドルみたいな子が、そんなことを言ってた気がする。

にこ「やりなおすとか……約束とか……」

 いかんせんそこは夢。思い出そうとした端からぽろぽろと記憶がこぼれていってしまう。

にこ「ま、いっか」

 夢は夢。そんなに気にする必要もないでしょ。

 ただ――いっこだけ気になるのは。

 その子――ちっちゃくてキュートで鈴の……っていうかぶっちゃけもう一人の私が、涙を流しながら、だけど微笑んでいたことだった。


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