682: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/07/22(土) 10:39:13.31 ID:rN0RYkWfO
凛「――っていっけない! もう練習始まってる時間にゃ!」
花陽「え? ――あああああああ!」
凛「急がないと海未ちゃんカンカンだにゃ!」
花陽「そ、そうだね……真姫ちゃんもはやく!」
真姫「あ、ちょっと待ちなさいよ――」
慌てて教室を飛び出ていく二人の背中を追いかけようとした、その時。
ビュウゥゥゥ!
真姫「きゃっ!」
窓の外から吹き込んだひときわ強い風が背中を押す。
夏の色を感じさせるその風に、思わず振り向いて。
真姫「――――」
なぜかしら。
そこに、誰かの気配を感じた。
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