にこ「きっと青春が聞こえる」
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557: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/04/12(水) 20:55:42.54 ID:JLb1uo3Bo

花陽「……私、にこ先輩は、本当にアイドルが好きなんだなって思ってました」

花陽「だからこそ、ひとりぼっちになっても、アイドル活動を続けられたんだなって」

花陽「だけど……違ったみたいですね。勘違いでした。ごめんなさい」

花陽「絵里先輩。今日からアイドル研究部の部長、お願いします」

花陽「ちゃんと、一生懸命になれる人に、引っ張ってもらいたいですから」

花陽「もう――こんな思い、したくないっ!」

絵里「花陽!」

 湿った叫び声と共に、花陽は屋上を飛び出す。

 それが、皮切り。

海未「……失礼します」

穂乃果「え、っと……私も」

ことり「あ、待って……」

 ひとり、またひとりと。

絵里「……少し、頭冷やしなさい」

希「…………ごめん、にこっち」

 屋上から去って行き。

 そして、私は。


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