にこ「きっと青春が聞こえる」
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546: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/04/12(水) 20:49:10.21 ID:JLb1uo3Bo

絵里「……希。占いのことを言ってるのだったら、私は八人だと聞いていたのだけれど?」

希「うん、うちの占いではね。だけど、にこっちにとっての『それ』は、どうも九人みたいなんや」

希「せやんな? にこっち」

にこ「…………」

 見透かすような希の言葉に、返すものが見つからず。

 だというのに、希にとってそれは十分返答にあたるものだったみたいで。

希「もともとここにいる八人はね? 意味のある八人だったんや」

花陽「意味のある?」

希「うん。うちの占いでな? 八つの光がひとつに集まって、おっきなひとつの光になる、いうんがでたんよ」

希「それが――うちと絵里ちの占いの結果」

希「それが、この八人……なんだと、思ってた」

海未「……思ってた、ということは、実際は違ったのですか?」

絵里「待って希、そもそもそれは『私と希の占いの結果』なの?」

絵里「にこの占いの結果じゃ、ないの?」

希「…………」

 意味ありげな沈黙。

 ねえ、希。なんで?

 なんでそんな悲しそうな目で、私を見てるの?


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