486: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/12/12(月) 20:06:58.01 ID:z6qsGP5qo
アイドルに全く興味がなかった、と言えば嘘になる。
バレエの経験からダンスの心得はあったし、歌だって下手な方ではない。むしろどちらも好きなくらいだった。
だから、それらを生かして自分が輝く舞台に再び登れるのであれば。
かつての雪辱を、果たすことができるのであれば。
それは願ってもないことであった。
だけど。
絵里「アイドルはね。正直な話、どうでもよかったの」
希「ふぅん?」
からかうような、試すような、希の相槌。
ああ。やっぱりこの子は、底意地が悪い。
わかっていて聞いているのであれば――お手上げである。
絵里「私が興味あったのは、矢澤さんの方」
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