にこ「きっと青春が聞こえる」
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419: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/09/22(木) 21:30:17.26 ID:FSwkNwzyo

凛「……なんだかね。三年生、あんまり信用できないかも」

花陽「三年生……って、にこ先輩も?」

凛「うん……」

 曖昧に答えると、凛ちゃんは少しだけ言いにくそうに口をもごもごとさせて、うつむいてしまいます。

凛「さっきもちょっと言ったけどね? 三年生って、よくわかんない理由で部員集めしてるみたい」

花陽「あ……確か、占いがどうとか」

凛「ん。詳しくはわかんないんだけど、少なくとも、アイドルをやりたい人たちを集めてるってわけじゃないみたい」

花陽「それは……」

 それは――二年生を見れば、わかることでした。

凛「もともとは、にこ先輩が始めたことだから、あんまり強く言えないけど……」

凛「だけど、これって、なんだか違うって、凛は思う」

花陽「…………」

 にこ先輩は、「あんなこと」があっても、アイドルをやめない人でした。

 だから、だからこそ、この人についていけば素敵なアイドルを目指せる。

 そう、思っていたけど。

花陽「どう、なっちゃうんだろう……」


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