315: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/29(水) 21:54:42.52 ID:FmvrfbxHo
絵里「それにね、ただで入るとは言ってないわ」
にこ「は?」
絵里「あなた、スクールアイドルランキングって知ってるかしら?」
にこ「知ってる、けど……」
かつてはその頂点まで上り詰めたグループの一員だもの。
知らないはずがない。
絵里「そのランキングで、あなたたちが100位以内に入ること。それが私が加入する条件」
にこ「…………」
は?
あなたたちって、私たち?
絵里「まあ、今の状況でその条件を満たすのは難しいでしょうね」
絵里「だから、私も協力してあげる。こう見えてもバレエの心得はあるの」
絵里「あなたたちにレッスンをつけることくらいならできるわ」
にこ「――いいかげんに、」
風船のように膨らんでいた悪感情。
それが、限界まで大きくなって――
絵里「するのは、あなたの方なんじゃないの?」
ぷしゅう、と情けない音をたててしぼんだ。
絵里「あなた――なにがしたいの?」
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