にこ「きっと青春が聞こえる」
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253: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/06(月) 17:37:44.02 ID:R6xTWM+mo

 どうしてこんなことになっているのだろう。

絵里「――最後に、もう一度だけ言わせてもらうわ」

 ピシリ。何度目かわからない、緊張感の走る音。 

 聞こえるはずのないそれは、だけど確実に、私の心を押しつぶす。

凛「――――」

 黙って睨み付ける子がいて。

花陽「えっと、あの、その――」

 涙目で困る子がいて。

希「うーん……」
 
 悩まし気に首をかしげる子がいて。

穂乃果「え、えーと……?」

海未「ど、どういうことなのでしょう……?」

ことり「私たち、いちゃダメでしたか……?」

 訳も分からず戸惑う子らがいる中。

にこ「――――」

 私は――今、どんな顔をしているのだろう?

 ほんと、誰か教えて。


絵里「ここにいる六人のグループで、一か月以内にスクールアイドルランキングで100位以内に入る」

絵里「それができなければ――私は、このグループには入りません」


 どうして、こんなことになっているのだろう。


 最初の最初のきっかけは。

 今日のお昼までさかのぼる――


 ――――――

 ――――

 ――


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