225: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/29(日) 19:02:23.60 ID:tL2n0Gexo
希「うちは別に構わないけど、絵里ちはもうここにはおらんよ?」
にこ「え、そうなの?」
しまった、来るのが遅すぎたか。
トレーニングは欠かさず、と思い、部活後に後回ししたのがいけなかったらしい。
にこ「そっか、参ったわね……」
希「……にこっちさ」
にこ「ん、なに?」
希「最近なんかあったん?」
にこ「は? な、なによ藪から棒に」
希「うちの耳にだって届いてるんだからね? にこっちの部活がまた活動し始めたってこと」
にこ「あー……」
ま、そりゃそうか。
うちの学年じゃ有名人だもんねぇ、私。
もちろん、悪い意味で。
希「まあこんなところで立ち話もなんやし」
ぱちん、と手を鳴らし。
希「うちにも用事、あるんやろ? そしたら、どこかでゆっくり腰を落ち着けない?」
にこ「ん、……そうね」
そう提案した希に、反対する理由はなかった。
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