220: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/29(日) 13:48:54.74 ID:tL2n0Gexo
にこ「――――」
思い出すたびに、胃がよじれるような錯覚を引き起こす。
一際強い痛みを噛みしめながら、私は生徒会室の前に立っていた。
目的はただひとつ。絵里と希の勧誘。
あのゲームセンターの屈辱以降、私たち三人は基礎トレーニングから始めることにした。
筋力や体力、リズムやステップ。
三日ほど続けて分かったのは――圧倒的な力不足だった。
息はすぐ切れるし、足はもつれるし。こんなのでなんでスクールアイドルの頂点に立てたの? って感じ。
いや、なんでなんてわかってる。
絵里の指導があったからだ。
691Res/351.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20