163:名無しNIPPER[sage]
2016/05/03(火) 10:29:39.27 ID:lm87M5QRo
二人が走り去ったあと、矢澤先輩はひとりで部室のカギを閉めているようだった。
私には気づいてないようで、そのまま廊下の奥へと進んでいく。
なんだか浮かれてるみたいで、足取りは軽い様子。
ほら、後ろくらい確認しなさいよ。人が見てるわよ、人が。
もう、スキップなんかしちゃってみっともない。
にこ「〜♪」
あーあ、ごきげんに歌まで歌いだしちゃって、見てるこっちが恥ずかし――
え?
にこ「愛してるーばんざーい! ここでーよかーあったー」
え、なんで?
私が作った、私だけの、私しか知らない曲を。
なんで――あなたが歌えるの?
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