元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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836: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2018/07/07(土) 04:15:23.52 ID:NQa1fbLao

闇料理研究協会。

クルト「……!」ピタッ

フローラ「どうしました?」

クルト「少し、寄って行かないか?」

配達屋「闇料理……? 物好きっすねぇ」

キュベレ「別にいいけど……顔怖いわよ? クルトくん」

クルト「きっとお前たちも病みつきになる」ジュルリ


魔術師集団アンブラーズのチームリーダー、クルト。

彼もまた、特殊な料理の虜であった。


売人「クックック……いらっしゃい」

売人「ここは闇の料理人が集い己の腕を磨く、秘密結社のアジトだ」

配達屋「普通に入れるんすね、アジト」

売人「大歓迎さ、ここは勧誘の場でもあるからな」

売人「真の美食を体験していくといい」


実食。

キュベレ「あらー! たしかに地上では食べたことない味ね!」

フローラ「ええ。とても美味ですわね」

配達屋「どっすか? クルトさん」

クルト「…………違う」

クルト「味気ない! こんなもの闇の料理ではない! ハーブを足すんだ!」

闇ウェイター「ハーブ、だと……?」

闇ウェイトレス「貴様、さてはハーブ舌だな!」

闇料理人「表の料理界は腐っている! 料理に毒を混ぜ、彼のようなハーブ舌を量産している!」

闇料理人「ハーブは悪だ! ノー・モア・ハーブ!」

闇ウェイター「イエス、シェフ! ノー・モア・ハーブ!」

闇ウェイトレス「ノー・モア・ハーブ! 料理界を取り戻す!」

クルト「ハーブこそ正義だ! ノー・ハーブ・ノー・ライフ!」

配達屋「……?」

キュベレ「……何よこれ?」

クルト「お前たちも続けぇええ!」

フローラ「の、のーはーぶのーらいふ……?」


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