元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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701: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/08/27(日) 21:23:22.27 ID:ESfib4sto
ガドー「なんでボロボロ泣いてんだ? ……ああ、そういう事か」

ガドーは周囲の戦闘の痕とキョウトの民達から感じる敵意から、すぐに状況を把握した。

ガドー「安心しろ。オマエらとやりあう気はねぇよ」

フィナ「そんな事言わないで、助けてよ! 殺される……!」

ガドー「ハア……?」

フィナ「お願い! なんでもするから助けて! あたし、まだ死にたくない……」

ガドー「……なあ、オマエ誰に助けを求めてんだ?」

ガドー「アサシンのオレにオマエの命を救って何の得があるんだよ」

フィナ「得って……今それどころじゃ」

ガドー「何勘違いしてんだ。アサシン協会を裏切ったオマエはもはや同業者ですらない」

フィナ「あたしが……裏切者……?」

ガドー「そうだ。現にアサシン協会からオマエの暗殺依頼が出ている」

ガドー「フィナ、オレはオマエを殺しに来たんだよ」

その冷たい眼光に、フィナは足が震え尻もちをついた。

フィナ「ち、違う……! 裏切ったわけじゃないし……」ガタガタ

タロウ「なんだかんだ言って、君も他人の信用を失くすような事をしてるんじゃないか」

タロウ「同族嫌悪って奴だよね!」

フィナ「うるさい!」

タロウ「……立場、分かってる?」

ガドー「オマエはアサシン協会を知り過ぎた。もはやタダで関わりを断つ事はできない」

ガドー「もし生きていたらオマエの師匠、凶爪への依頼だっただろう。オレでマシだったと思え」

ガドー「だが……オレが手を下す必要もなさそうだがな」


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