元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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◆k9ih1s9J/w
[saga sage]
2017/08/27(日) 21:12:45.31 ID:ESfib4sto
力士「あれはどうしたんだ? 関節の動きも、声の抑揚もおかしい」
オミキ「人間の真似をする理由を無くしたんです」
タロウ「拠り所を失って暴走してるんだよ。もう、自分がどこの誰かも分かってないだろうね」
壊れたはずのマネキンが立ち上がる。
フィナ「な、なんであたしに攻撃するの!?」
精神力を吸われ、身体に力が入らないフィナを、パーツ単位に分かれたマネキンの打撃が襲う。
一方、それらを操る本体はキョウトの人々に狙いを定めていた。
タロウ「ひええこっち来たキモい!」
オミキ「下がってください」
人形は、後ろ向きのでんぐり返しのような動きで向かってくる。
三半規管、内臓、筋肉、その他もろもろを無視して、人体が最も効率よく前進するための動きだ。
オミキ「ああはなりたくないですね……」ヒュッ
ガシッ
オミキ「しまった……」
クリス「コワシカエシ! コワシカエシ!」
念力の一種か、オミキは見えない力で身動きを封じられていた。
素早い移動を得意とし、体重の軽いオミキにとって、捕縛は最も警戒すべき攻撃だった。
もちろん縄による拘束や魔法陣への対策はしていたが、全方向からの単純な圧力を妨害する手立てはなかった。
クリス「アナタ、コワシテ、オミセ、タテル!」
ドゥッ バキン
風魔術の直撃を受け、壁に叩きつけられたオミキ。
その狐の面が衝撃によって割れ、素顔が露わになる。
タロウ「あちゃー!」
フィナ「えっ……」
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