元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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677: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/08/27(日) 20:27:36.07 ID:ESfib4sto
テンパラス「捉えたぞ、ナマクラ。今こそ決着を付けよう」

バルザック「景気づけの前哨戦って奴だぜ!」

ガルァシア「……油断するな。貴腐には劣るだろうがこの男も十分に危険……」

ボフン!

バルザックが開幕で起爆させたのは白煙爆弾。

真っ白な濃霧が敵味方の視界を奪う。

テンパラス(この炎の輪からは出ようと思えば出られるが、無傷では出られまい)

テンパラス(仮に出られても今ある輪を消してまた新たな炎の輪を展開すれば良いだけだ。ここで絶対に仕留める)

ガルァシアは目を閉じて集中し、自身の正面に魔法陣を浮かび上がらせていた。

熟練した岩魔術師である彼には、魔法陣を杖などで直接描かずとも、地形を操作する岩魔術を応用してより短い時間で描くことが可能だった。

侍「ぬおおおお! 操気・気扇!」ブアッ

武魂気を操って起こした風が白煙を晴らすと、無防備にもバルザックは酒を飲んでいた。

隙だらけの男を狙ってナマクラは踏み込み斬りを仕掛ける。

バルザック「かかったな!」

だが、その動作こそ罠であった。

無意識に攻撃対象に選ばせる、罠士スキルの一つ、挑発。

侍「ぐ、ぬおお……!」

白煙が視界を奪っていたのはわずか数秒。だが彼らにはそれで十分だった。

朦朧魔法陣と毒煙地雷を踏みつけた、ナマクラの視界が歪み、呼吸が乱れる。


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