元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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637: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/06/30(金) 17:38:17.12 ID:0LlyIIGIo
ミルズ「…………」

ミルズ「もう、違法ハーブなんて追ってる場合じゃない」

ミルズ「あの探偵の言ってた事が本当かどうかはともかく、証拠品は確かにここにある……」

ミルズ「この写真を、書類を……否定してくれる誰かを探すんだ……!」

ミルズ「……」

ミルズ「……誰が否定できるっていうんだ」


クルト『ミルズ……何かあったらすぐに俺に話すんだ。言うまでもない事かもしれんがな……』

ミルズ(でも、兄様には見せられない)

ミルズ(聖教会でボクを助けたのも皆を集めて町を救おうとしたのも何か裏があったのかもしれない)


ソピア『どんな状況になっても私はあなた達の味方です』

ミルズ(でも、ソフィアは、共和国軍に認められた『英雄』だ)

ミルズ(麓町にいるのも反乱の対処のためだろうし、この書類が本物だったら、ボクは……)


ミルズ「魔人先生は、ボクの味方とは限らない」

ミルズ「会ったばかりのサナさん達も信用できるかまだ分からない」

ミルズ「……もう、誰も信じられないじゃないか」

ミルズ「……いや、一人いた」

ミルズ「キュベレさん……!」

キュベレは、茶番と圧力、そしてアフターケアでミルズを過激なイジメから救った頼れるオネエさん。

以来一度もキュベレに会っていないミルズの認識は、そこで止まっていた。


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