元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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608: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/06/26(月) 01:21:45.01 ID:po2J3s3to
ウベローゼン市、魔法街の広場に面した一画にある魔法の仕立て屋。

補助魔法がエンチャントされた装備品を販売しているこのお店の店主は、オートマトン(自動人形)の可憐なフルフィリア人形である。

クリス「魔法の仕立て屋、開店ですっ。今日は誰か買っていってくれるかな?」

約50年の間、彼女には名前がなかったが、ソピアを含む数名からは制作者の名前をとってクリスティと呼ばれている。

クリス「オーナーさんと月魔術師のお姉さんのためにも、どんどん売りましょー」

この店のオーナーはソピアの友人であるフローラである。

売り上げは芳しくないが、クリスティの目的はお店を存続させる事だけなので、利益は全額フローラのものになっている。

そんなのんびりとした経営競走などとは無縁のお店に、魔の手が迫っていた。


クリス「あれれ? お店のドアの前で誰か待ってますね」

カランカラン

クリス「いらっしゃいませ、おはようございますっ!」

ネル「ボクと一緒に来てもらうヨ」ガシッ

クリス「え?」


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