元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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581: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/06/13(火) 01:59:17.09 ID:de6FtlC+o
サナ「なぜ撃ったんですか!」

上等兵「うああああ!」

サナ(駄目だ、恐怖で錯乱してる……!?)

サナ「……ヒプノセラピー」ポゥゥ

上等兵「あ、う……zzz」

怪我を治す水魔術と精神を癒す日魔術を習得したサナは、ヒーリング系魔法のエキスパートとして成長していた。

心身に強く働きかける彼女の魔法は、激しく興奮した人間もたちまちにして沈静化させる。

名医「うぐぅぅ……」

サナ「父さん! 今治すからね」

「アラ。人が倒れてイルワネ」

サナ「っ!」

化女「イケナイ。急いで手術が必要ダワ。ドキナサイ」

サナ(共和国軍衛生兵の一人、『化女』!)

化女は全身整形を繰り返しサイボーグとなった美人女医である。

体中に手術用の装置が数多く組み込まれており、その手術の成功率と美しい容姿が巷で人気を博している。

サナ「治療は私がするから必要ありません!」

化女「ダメヨ。銃弾の正確な摘出において私の右に出る者はイナイ」

言いながら、中指の先から微小なアームを露出させる。

その機構を見てサナは顔をしかめた。

化学薬品と改造手術によって二度と傷病に陥らない身体を作り上げる事をモットーとする化女に対して、サナは人の自然治癒能力を高めて元の状態に戻す魔法主体の医師である。

この二人は正に水と油であった。

サナ「彼は私の父です。そんな得体のしれない装置や薬品を父の体に入れないでください」

化女「今キヅイタワ。そこで眠っているのは私の部下カシラ?」

化女「アナタが眠らせたノ?」

サナ「はい、興奮していたので、落ち着かせるために仕方なく」

化女「起きてチョウダイ」ブスッ

上等兵「わあっ!」


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