元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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566: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/06/12(月) 22:23:55.97 ID:H+Hfyabio
午前10時、魔法街、クルト行きつけのカフェ。

クルト『……大統領選挙の最中、軍は王都に集中しているはずだ』

クルト『その隙を突き、俺たちは軍の関与など知らなかったフリをして連中のアジトを叩く』

クルト『具体的には、裏路地、聖教会、病院を、分担して抑える』

クルト『市民のグループが大々的に違法ハーブの流通・生産の場を暴き批判すれば……』

クルト『軍は関与を否定し、関係者は憲兵に逮捕されるだろう』

クルト『……軍を味方にし、町を守れさえすれば俺たちの勝ちだ』

ミルズ「と、兄様は言っていたよ」

リウム「だからその兄はどこに行ったんだよ」

水魔術師の二人はクラスメートである。

医者の息子リウムはつい十日ほど前まで変わり者の少女ミルズをイジメていたが、今は協力関係にあった。

サナ「ヒレアちゃんかあの海神のどっちかでもいてくれればすぐ終わるのになぁー」

ラファ「麓町にソフィアたちを呼びに行ったレンも帰ってこないのです……」

リウムの姉で医者のサナと、白魔術師のラファも成り行きでこの作戦に参加する。

しかし、海流に閉ざされた国ラヌーンでの戦いを目撃している二人は、ソピア(の仲間)の力をあてにしていた。

リウム「あの黒魔術師、貴族の反乱に巻き込まれたんじゃないだろうな?」

ラファ「怖い事言わないでください!」

リウム「というか、なんであいつらは麓町にいるんだよ」

ラファ「それは分かりませんが……ヒレアが出発する前にそう言ってたので間違いないのです」


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