元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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554: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/05/31(水) 18:07:41.30 ID:joEQYD89o
ソピア、逃亡40日目の朝。

ウベローゼン市に朝日が昇る。

宿屋の主人メリルが早朝から仕込んでいた朝食を宿泊客に運んだ。

メリル「今日はいよいよ大統領選、共和国の新たな出発点だねぇ」

メヒィアス夫人「あたしらには関係ない事だがね!」

メヒィアスさん「……」コクリ

社会の底辺、清掃員として生きているメヒィアス夫妻にとって、誰が大統領に選ばれたとしても生活の変化には期待できなかった。

キアロ「俺はもう投票に行ってきた」

メリル「あらお早い。おばちゃんは忙しいからギリギリになりそうだよ」

キアロ「ワケがある。まだ広報されてないが……実は昨夜、麓町の方で王子と貴族たちが駐屯地と監獄を制圧したらしい」

メリル「まぁ! 最後の抵抗ってところかねぇ」

キアロ「この町に戦火が広がる恐れがある。有事の際にすぐ動けるよう用事は早めに済ませておいたんだ」

キアロはウベローゼン市の病院に所属するベテランのレスキューである。

人命救助を優先するが、いざという時には戦闘を行う覚悟も持っていた。


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