元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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492: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/03/20(月) 22:52:39.47 ID:yse7e/Izo
数分前……

ハルカ「ヒレアさん、2人だけで行かせてよかったと思う?」

ヒレア「大丈夫よ。騎士長って人、あの教官長と同じ位にいた人なんでしょ?」

ヒレア「第一、王子様とレオナールたちで十分勝てると思うわ。ほとんどの強者はこちらに集中していたんだから」

ヒレア「それよりも、近づいてくる敵はいない?」

ハルカ「うん……。動くものは見えないね」

マリン「モンスターの気配はないわー♪」

ヒレア「そう。何かいる気がしたらすぐに言ってね。霧を出すから」

マリン「……ヒレア、霧!! おかしいわー!」

ヒレア「わかった! で、でも何が」シュウウ

マリン「町にいた気配も全部消えてるのー!」

ハルカ「騒ぎになってるからみんな避難したとか……」

バヂィッ!!

魔導長「ほほう。お見事」

拳魔「姿を消していたのによく気づきましたね」

ハルカ「ち、近いっ……!」

魔導長「お嬢ちゃん、霧は消しなさい。わしの雷の盾は破れんよ」

ヒレア「……何の用? 牢獄はご覧の通り、制圧したわ」

拳魔「だからこそですよ。自分は記者である前に一フルフィリア国民ですから」

拳魔「英雄の勲章を賜っておきながら、有事の際に動かないわけには参りませんからね」

魔法兵「魔導長様! 住民の避難が完了しました。戦闘許可も下りています! ここは私が!」

魔導長「待ちなさい。キミに勝ち目はないよ。わしに任せて先に戻っていなさい」

魔法兵「ですが……!」

魔導長「邪魔になるんじゃよ。ほら、帰った帰った」


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