元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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354: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2016/04/10(日) 15:00:22.19 ID:3LZKNdjio
イデア「またもや姿を隠しました……!」

トール「くっ、僕が警告してからじゃ回避が間に合わない」

ソピア「……。トールくん、ちょっと離れてて」

トール「えっ、危ないですよ!」

ソピアは自身に透明化の魔法をかけて、仲間たちと距離を取った。

ソピア(魔力制御……内なる魔力を高める……!)

トール「な、何やってるんですかソピアさん! 敵も僕のように気配、魔力、属性を探れるんですよ!」

ソピアの居場所を探って、守るために近づこうとするトールの手をヒレアが掴んだ。

ヒレア「だめ」

トール「な、なにを」

突如、ソピアの目前に鷲男が現れた。それは今まさに高速で殴りかからんとする姿勢。ジェットパックの音も仲間たちの耳を打つ。

ソピア(かかった!)

鷲男「オール・エンチャント・バード!」ゴッ

全属性を纏った拳がソピアを激しく殴りつけ吹き飛ばす。

鷲男(捉えた! ……なんだ? 脇腹にチクリと痛みが)

ソピア「げほっ……一斉、攻撃……!」

ヒレア「任せて!」

ヒレアの連射した魔法弾は鷲男を追尾する。しかしそれは誘導弾ではない、威力の高い炸裂弾だ。

鷲男「小癪な!」

小回りを利かせて追跡を振り切る。一発だけ着弾したがバリアがそのダメージを完全に防いだ。


ソピア「あれだけじゃダメなんだ……」

透明化、消音、バリアの3つの魔法で身を守る鷲男。彼に攻撃を行うためにソピアは一つの策を弄した。

魔法を無効化する聖域は自身の周囲の狭い範囲にしか効果が無い。

ソピアはあえて透明になり、さらに魔力を高めて大技を使おうとしているように見せかけることで、鷲男を引きつけ、聖域の範囲内に誘導したのだ。

そしてバリアが解除された鷲男へ運命の矢を一発当てた。

ソピア(これで相手が見えなくても、適当に撃てば魔法が当たる……)

アン「お、お嬢様ぁ! 生きてらっしゃいますか!?」

ソピア「強化魔法をかけてたから、何とかね……」

トール「なんて無茶な事を……!」

ソピア「トールくんは攻撃に集中して……。まだバリアを何とかしないと……」


↓コンマ奇数…トールが何とかする 偶数…ソピアが回復する方が早い


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