元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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334: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2016/04/05(火) 21:20:54.50 ID:YEy2nD3Fo
>>316訂正 サウソーシャ大監獄 → シスヤタ大監獄



鷲男「はっ!」ゴウッ

ロット(飛んだか……。どちらかというと、狙い撃つのは苦手だ)

ジェットパックが火を吹き、鷲男が空を舞う。魔力で作り出した半透明の翼で向きを調整しているようだ。

鷲男「おっと、撃たれてはかなわん。透明飛行!」

ロット(月魔術だな。だけど、耳を澄ませてジェットパックの音を聞けば……ここだな)パァン

一発だけ撃った銃弾は空中で弾かれる。

鷲男「エアー・シールド、私に銃は通用しないぞ! だが、よく当てたな!」

ロット「うるさいからね。どこにいるのか丸わかりさ」

鷲男「喧しかったのだな、これは失敬。消音飛行!」

ロット「何っ……!」

ロット(しまった……姿も音も消されたか。肌で感じる風と気配を頼りに撃つしか手は無い)

ロット(でも相手は大型鳥モンスター並の高速で動いている。そして風魔術での防御……詰んだか?)

ロット「どこにいるか分からないなんて、地味で姑息なヒーローだな」

鷲男「クリスタル・バード!」ゴッ

ロット「ぐあッ! くっ……マントが……!」

鷲男「その耐魔装備、岩属性耐性をおろそかにしていたようだな」スタッ

体当たりの直後に姿を現して地に降り立った男に即座に発砲すると、それは爆発しロットを激しく吹き飛ばした。

本人はまだ上空にいた。消音と透明化は解除されている。

鷲男「幻影だ!」

ロット(ダメだ……飛んでる隙に逃げるしかない)タタッ

鷲男「逃がさん! 私には貴様の居場所が手に取るように分かるぞ!」

ロット(屋内に逃げれば飛びまわれないはずだ……)

鷲男「む? 正門から感じ慣れぬ気配が……。なんと、兵士が倒されているではないか! 今行くぞ!!」ゴウッ

暗視能力で新たな悪を捉えたヒーローは速やかにそちらの排除に向かう。


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