元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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298: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2016/03/27(日) 01:23:29.43 ID:UnrNEeGEo
女帝「ウフフフ、奇遇ね……エイラちゃん」

エルミス「あっ、女帝。こんにちは」

女帝「こんな時間までお出かけ? お父上が心配するわよ……」

エルミス「いいの。強者の勲章でも持ってなきゃわたしに何かできるわけないもの!」


実は、エルミスと女帝は仲が良かった。

どうやらエルミスに過去の自分を重ねて見ているらしい。

当のエルミスも悪名高い女帝と同じだと思われること自体は嫌だが、理解ある大人としてある程度の信頼を置いていた。


2人は最寄りのベンチに座る。

香水の臭いがキツイためエルミスは少し距離を離していた。

町人(あれ、海軍大将じゃね?)

清掃員(こんな町中に……嘘だろ)

女帝「エイラちゃん、強くなったのね」

エルミス「ええ! ラヌーンの、なんだっけ、変な異名を持った海賊にも勝てたんだから!」

エルミス「あなたの助言通り、技を磨いた結果ね!」

女帝「でもやっぱり、貴女なら防御を鍛えた方がよかったんじゃないかしら?」

エルミス「嫌よ。痛いのイヤだもの」

女帝「私は筋力も頭も良くなかったから仕方なく技を磨くしかなかったのよ」

女帝「エイラちゃんは恵まれているわ……」

エルミス「ふふん、これならあなたを倒す日も遠くなさそうね!」

女帝「ウフフ、もし負けたら海軍大将の座は貴女に譲るわ」

エルミス「いらない。磯臭いのはイヤよ。……あなた、海軍大将やめたいの?」

女帝「重役に就いてからというもの、家族と一緒に居られる時間が少なくなってしまったのよ」

エルミス「海軍だものね。ウベローゼンから通うのは大変よね……」

エルミス「あっ、前に『うちの子と仲良くなってほしい』って言ってたじゃない。それ、いつ会えるの?」

女帝「ごめんなさいね……。ミリちゃん、軍の集まりには出たくないって言って聞かなくて……」

エルミス「へー、あなたでも言う事を聞かせられない相手がいるのね!」

女帝「元帥も貴女には頭が上がらないでしょう? そういうものなのよ」


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