8: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 11:25:22.94 ID:8m/ElpKNO
さやか「あ! そいつがさっき話した、キュゥべえを狙ってた奴です!」
ほむらの声が聞こえたらしい。
思わず声を上げてしまったことを悔やむ。
まどか「ちょっと、さやかちゃん……」
杏子「あいつが……?」
杏子が、怪訝な目でほむらを見つめる。
杏子「おい、あんたらもう帰りな。あたしはあいつと話がある」
まどか「え、でも……その子、うちのクラスメイトで……」
まどかは、言外に自分も無関係ではないと伝えたかったのだろう。
だが、杏子はまどかに振り返り、一言だけ答えた。
杏子「……だから?」
まどか「っ」ビクッ
杏子にしては軽い威圧を込めただけのつもりだろうが、普通の女子中学生には少々刺激が強過ぎる。
言葉を詰まらせたまどかに、さやかが助け船を出した。
さやか「あ、あーわかりました! じゃああたしたちはこれで…」
まどか「え、でも…」
さやか「いいから行くよ!」
まどか「あ、待って…」
さやかが、まどかの手を引いて走り出す。
去っていくふたり。
残されたのはふたりの魔法少女。
キュゥべえは、いつの間にかその姿を消していた。
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