372: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2017/06/30(金) 12:39:33.81 ID:FEmLPHcTO
さやか「話はおしまい? なら、あたしはこれで……」
さやかがほむらから目線を外す。
ここだ。
一瞬だが、このタイミングがベスト。
これ以上距離が離れては、警戒されてしまう恐れがある。
ほむらは素早く盾から拳銃を取り出し、さやかに向けて構えた。
さやか「……ッ!?」
狙いを定める。
狙うのはもちろん、さやかのソウルジェムだ。
完全な不意打ちだ。
さやかは全く反応できていない。
人を殺すということを意識しつつも、手がぶれることはなかった。
ソウルジェムを照準に収める。
この状態で、外すことはあり得ない。
自分はこんなに簡単に人を殺せる人間だったのかと、頭の片隅で思った。
思っただけだ。
そのことに対する驚きはなかった。
──銃声が響いた。
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