349: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2017/03/31(金) 22:42:29.89 ID:+D7mP617O
ほむらは街中を駆け回っていた。
手がかりは魔女の魔力の反応だ。
この魔女の出現数なら、さやかが戦闘を行っている可能性は高い。
しらみ潰しに魔女を倒し続けていれば、そのうち見つかるはずだ。
魔女を倒さず、囮に使うことでさやかをおびき寄せるという案も考えたが、この魔女の出現率ではリスクが高い。
1体の魔女を見張っているうちに他の魔女との戦闘で魔女化していたなんてことになっては、目も当てられない。
それならばむしろ、さやかの負担を減らす意味でも、少しでも多く魔女を倒しておくべきだ。
ほむらは凄まじい勢いで魔女を倒し続けた。
魔力の反応があれば直行し、結界に入るなり能力を使用。
使い魔を無視し、そのまま魔女本体までたどり着き、即撃破。
当然ながら、そのような能力の使い方をしていれば魔力は減っていく一方だ。
だが今は、何よりも時間のロスが惜しかった。
ここでしくじれば、この時間軸での失敗がほぼ確定してしまう。
だからこそ、ほむらは必死だった。
早く、早くさやかを見つけなければ──
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