ほむら「巴マミがいない世界」
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303: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/09/08(木) 00:48:04.88 ID:53bSqqQ4O
ほむらが黙って杏子を観察していると、観念したかのように、杏子が口を開いた。

杏子「……あいつは、どこまでも真っ直ぐなんだよ。本来なら、あたしなんかと道が交わることはなかったはずだ」

ほむら「美樹さやかがそんな性格だったからこそ、あなたと衝突したのではなかったの?」

杏子「そうじゃねえ。そもそもの話、あいつは魔法少女なんかになるべきじゃなかったって言ってんだ」

……そんなことを言い出したら、魔法少女になるべき人間なんて存在しないと思うが。
まぁ杏子としては、自分がそういう人間であり、さやかはそうではなかったと言いたいのだろう。

確かに、大抵の時間軸でさやかが魔女化してしまうことを考えれば、杏子の言うことも、一理はあるように思える。

ほむら(もし、さやかに魔法少女としての素質がなかったら……)

もしさやかに魔法少女の素質がなかったら、それこそ杏子と知り合うことすらなかっただろう。
魔女の存在も知らず、杏子の言うように真っ直ぐ、明るい日々を過ごしていたはずだ。

いや、さやかだけではない。
これまで魔法少女になった少女たちは、なまじ素質があったせいで、運命をねじ曲げられてしまったのだ。
もちろん元凶はキュゥべえだが、もし素質が備わっていなかったらと考えると、やはり運が悪かったとしか言いようがない。


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