224: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/23(水) 22:43:33.70 ID:Pfshhs6BO
さやか「……あはは」
自分でも驚くほどに空虚な笑い声だった。
始めから狂っていたのだ。
正義の魔法少女?
なんて笑い話だろう。
あたしが魔法少女になったのは、自分のためでしかなかったっていうのに。
さやか(あたしは、何をしていたんだろう)
今までの自分が揺らいでいく。
こんな自分が正義を語っていたことが、茶番にしか思えなかった。
さやか(……もう、どうでもいいや)
これ以上は考えたくなかった。
心が沈む一方だ。
さやかは、フラフラと歩き始めた。
ソウルジェムに、穢れが溜まりつつあった。
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