文才ないけど小説かく 7
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394:会議前(お題:予見者の眼に写らない空谷の跫音)3/3[sage]
2017/01/27(金) 10:33:44.96 ID:h+e/RVqO0
もう一つは、捻れたメタ構造を維持しつつ私の物語を着地させること。
 後者の解決策の抱える問題は、私が予見能力を持たない一般人であることか。
 と、ここまで書いたところであることに気がついた。「私」は小説の登場人物でありながら、物語の趨勢を左右できる作者としての「私」、つまり未来を思うがままに予見し、更には記述することあらゆる状況を産み出すことが出来る存在では
ないかということに。
 光明が見えた。
 「私」にとって空谷の跫音とは、寒空の下で会議が始まるのを一人待つ惨めな状況の中、思いがけず与えられた、「予見者の眼に写らない空谷の跫音」というお題そのものではないだろうか。ここにお題に対する私なりの解答を得た。ちょうど間もなく会議も始まろうとしている。それでは今日は、このあたりで筆を置かせてもらおうと思う。


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