文才ないけど小説かく 7
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269:名無しNIPPER[sage]
2016/08/20(土) 02:42:28.74 ID:XVNGV0fIo
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 【投票】:No2 海が聞こえない(古川遥人)
      text-poi.net
      ――感想――
      物語として読むことができました。
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――総評――
 作品を投稿するつもりでしたができませんでした。次回は参加しようと考えています。
 今回の感想は、たくさんあるうちの一つの小説(特に物語小説)の読み取り方と思ってください。(私小説や歴史小説では、こんな読み取り方をしたのでは、重要な文章も読み落としてしまうものですから)

 物語序盤と終盤の変化(クライマックス)を通してテーマを読み取らせるのが基本となっている昨今、変化自体を投げ捨て、序盤の設定を終盤で強調するいわゆる「離陸」作品はとても書きやすいと感じます。(やっぱりそうだった。だから俺は一人でいる。という結びで終わる作品など)今回では『No.2 海が聞こえない』がそうでしょうか。
 だから悪いという意味ではなく、離陸作品は往々にしてオチが光らない作品と呼ばれています。だからこそ作者の腕が光る「テーマを絡めた中盤」が良かった作品だと感じました。

 小説はすべての文章が意味を持つといいます。それは、すべての文章が「テーマ」を強調する文章になっているという意味だと思います。
 そういう意味では、『No.4 夏のベリー』は作品全体を通して物語の世界観や雰囲気を上手に作り出していると感じました。ただ、私には何を伝えたいのかわかりませんでした。

 『No.1 救世主』や『No.3 ぼくは友達がほしい』は、クライマックスは容易しているが、それによって主人公の変わったことが書きたいであろうテーマと乖離しているような気がしました。

 偉そうにすいません。どれも長文で作品を書き上げるエネルギーがすごいと思いました。作者様方、運営の方お疲れ様でした。次回を楽しみにしています。



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