242:239[sage]
2016/07/10(日) 16:31:30.79 ID:zdBSfZkU0
>>241 の主催者のご意見、至極もっともだと思うので、
遅ればせながら239での投票・関心票以外の作品についてのコメントを。
No.01 ななしのラムネ様
同窓会→回想→明かされる「ななしのラムネ様」の真実、という流れ。
人称の変化以外は、現時点での私と回想での俺の精神年齢があまり変わらないような?
地の文の言い回しがやや古臭くて紋切型が多いせいで子供の感覚が埋没した感じ。
それにしても過剰なまでに書き込んだ前半に対して後半はかなりスカスカ。
どちらかに統一した方が。
No.02 処理業 (茶屋氏)
伊藤たかみの芥川賞受賞作品「八月の路上に捨てる」を思い出した。
謎の先輩が齧っていたのはラムネではなくて骨だった、と。
匂いで一発で分かるような気もするが。
途中でハヤシさんが骨のことを言ってしまい、後はどうなるのかと思ったがなんとそのまま。
先輩のキャラをもう少し膨らませないと、謎にしても平板すぎる。
No.03 BBQデビュー( ゚.+° ゚+.゚ *+:。.。 。.氏)
大学によっては6月に中間試験があるのか?
大学のクラスは大抵は語学の選択で分かれるから顔見知りじゃないのか?
そして、食い逃げ常習犯のこの男の子。
コミュ障の女の子と話していれば確かに周囲から誰何されることもないけれど、
万が一拒否られたら逆に注目されて危険なのでは。
それもこれも、この男の子にもうちょっと魅力さえあれば解決する問題なのだが。
No.04 夏が訪れる(くっぱ氏)
この彼女は十年前に約束を破った相手だというのはいいけれど、果たしてこの世のものなのか。
偶然やってきた境内に居るあたり、どうも幽霊ではないかと。
幽霊譚の場合、主人公の独り言的な展開になりやすい。
そうじゃないにしても「彼女自身」的なものが何らかの形で表出できたらいいけれど、
途中から予定調和的な流れで進んでしまい、感興をそがれた。
時代がかった台詞から着物でも着ているのか、と思ってみたり。
No.07 何事もなき夏の出来事 ◆W6mCFCW2q6氏
語り手は田舎の小学生にしては偏差値だの受験の数学だの、あっさりと。
夏祭りの場面に山岸姉がまるっきり登場せず、
代わって関心を引くものも大して現れず、でかなり辛かった。
小学生っぽい感受性の鋭さがもう少しあれば祭りの場面にも広がりが。
山岸姉に出会えるかどうかも分からないのにすぐぬるくなってしまうラムネを2本買ったのを、
少年の無邪気さと見るか、無理やりラムネを登場させたかっただけだと見るか。
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