文才ないけど小説かく 7
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102:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/20(日) 02:48:43.44 ID:XisEfrBd0
>>95
遅いかもしれないけれど感想を。


色々と考えさせる小説で面白かった。
ある力を持った子供がいて、その力を止めるために力を使った人間がいる。

一つの存在が他の存在より大きな力を持つと、他の存在を容易に信用できなくなり、他の存在もその力を持った唯一の存在を信用できなくなる。
うまく言えないけど、戦争とか、もっと身近な争いでも、こうやって相手を信用できないことによる恐怖で、被害が大きくなっていくんじゃないかなと感じさせられた。
例えば国同士でも、抑止力のために力を持ったり、自らが襲われるかもしれないという恐怖、想像に取り憑かれて、力で相手を抑えたり殺したりしてしまう。
たいていは自らの想像が自らを殺すみたいな感じなんだけど、恐怖に勝てる存在なんてそうそうないし、ましてや子供だと恐怖には勝てない。
この主人公も、もっと言葉でコミュニケーションを取って信用を築いていけたらよかったけれど、子供が力を持つというのはやはり危険なことなんだと思う。
個人的に戦争を思い浮かべたけれど、そういう観点で見ると、『燃やせる』も核爆弾なんかに思えるし、
まあたぶん戦争だけじゃなく、いろいろな方向に想像させられるような、普遍的に訴えかけられるいいテーマで、読んでいる人の想像力に訴えるような小説だと思った。
読みやすかったし、面白い。燃やせるって設定もいいと思う。





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