僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」 賢者「その2だよ」
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◆XUMchLPOFg
[saga]
2017/05/08(月) 23:54:18.76 ID:nD7kINwFo
[人生、生涯修行]
―爺は賢者ちゃんと修行しています―
賢者「凄いな、人間の魔力とはここまできめ細かなのか」
爺「瞑想はほぼ毎日欠かしてませんからな、魔力には自信あるのですよ」
賢者「うん、これなら全く問題ないね。速唱出来るよ」
爺「なるほど、修行を欠かさなかった甲斐があったものです」
賢者「爺さんくらいの魔力があれば速唱なんて楽でしょ、あくまで生半可な二流も甚だしい魔法使いが速唱して失敗してるだけでさ」
爺「そうですな、何人か速唱の使い手を知ってはいますが、体にはだいぶ負担をかけていたようですな。魔力の質も良くなく何より短命で人生を終わってしまう者が殆どです」
賢者「爺さんなら2つは問題ないでしょ、3つ…は無理かなー。人間で3つ同時は余程の素質でないとね」
爺「あなたはいくつ行けるのです?」
賢者「まぁ3つだね、4つも出来なくは無いけど凄く疲れるよ」
爺「4つ…、想像出来ない世界ですな…」
賢者「仕方ないよ、魔力の量は魔族の方が上だし無理もきくからね。ただ魔力の質は人間には及ばないよ、あくまで魔族は魔力の量に物を言わせる連中が大半だ」
爺「どれ、速唱を試してみましょうかな」
賢者「爺さんの基本は攻撃しながら守りを固める事、例えばベギラマで攻撃しながらスクルトを唱えるのとか。守り一辺倒ならスクルトを一気に重ねるとか、姫の後ろに着くならスクルトとバイキルトなんてのも有りだね、姫の生存は爺さんにかかってると言って良い」
爺「姫様の援護ならば姫様にスカラとバイキルトで良いでしょう、その方が効率が良いはずだ」
賢者「勘違いしちゃいけない、爺さんも確実に生き残るためのスクルトなんだ。長期戦になれば姫の
バイキルトもスカラも切れてくる、その時に爺さんがいなくてどうするの」
爺「…この老いぼれに戦ってでもまだ生きろと言うのですかな?」
賢者「当たり前でしょ?姫には爺さんが必要なんだよ、あんたがいなかったら姫もやられておしまいだ。パーティーの要は間違いなく魔法使いのあんただよ」
爺「なるほどな、私もまだまだ死ねませんな!まだまだ姫様は手がかかって大変だ」フハハ
賢者「私が相手しよう、速唱を試してみてよ」
爺「では、参りますぞ」
―爺は見事に速唱を覚えました―
―伝説の魔法使いとして名を残す事は、当分先の話になりそうです―
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