8: ◆l0O.gyaewI[saga]
2016/02/05(金) 19:22:13.38 ID:19Z0eXcP0
〜病室〜
和子「あ、ほむらちゃん」
ほむら「……ごめんなさい、まどかの事が……気になって」
早乙女先生は聞くことも、叱ることも無く、ただほむらを抱き締めた
ほむら「…………ごめんなさい」
和子「ううん、良いの……怖くない?」
ほむら「……はい」
和子「そう……強いわ」
ほむら「……」
背中を抑える掌が熱い
ほむらの胸の所がじわじわとこそばゆい
大人とこうまで密着したのはいつ以来だろう
大人の人の匂いはまどかや友達とはまた違う、それでもほむらを安心させるものだ
和子「あ、ご両親には連絡した?」
ほむら「……いいえ」
和子「……電話して、声を聞かせてあげないと……ね?」
ほむら「……」
正直に言えば、両親とは何も話したくない
先生が連絡してくれればそれで良いではないか、とそう言いたい
ほむら「……はい」
早乙女先生の純真を踏みにじれないほど、ほむらの冷酷さは薄れている……平和ボケとでも言うべきものだと、ほむらは思っているが
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