64: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/03/17(木) 02:45:12.10 ID:Y1+QE2tL0
道案内が必要!と言い切る少女を、快諾まではいかないものの暇だから、と言う理由で案内した
さやか「あとはそこをまっすぐ行けば見滝原森林公園だよ」
チル「本当ですか!……で、もう少し聞きたいのですけど」
さやかの背後で濁ったグリーフシードを落としながらチルは尋ねる
さやか「え?どうぞ」
チル「加咲という姉妹をご存知ですか?」
さやか「加咲……いや、知らないかな」
チルの指輪が輝いて、魔法少女が駆け抜ける
チル 『では』
さやか「え……?」
魔女の気配が自分を捉えた、と確信するのとほぼ同時
チル「『七色の翼』は?」
さやか「ぐふっ!?」
質問を理解することもなくさやかはチルの拳に打ち貫かれて吹き飛ばされた
チル「加咲さんは私の親友とその姉です……やっぱりあなた達には十把一絡げですか」
さやか「っ……!」
腹をおもっきりどつかれ、息も絶え絶えに体を起こす
チル「私はあなた達全員を許しません!めいとさつき姉の苦しみ……万分の一でも味わって頂きます!」
魔法少女になったチルは桜の花びらを上からそのままかぶったような半纏を身に着け、帯が背中で大の字の翼のように広がっている
武器は持たず、紫の布地に金色の淵の小手と同じカラーリングの脛あてに素足という井出達で、それらの服は年齢を鑑みても小柄で、黒い髪と大和撫子そのものな凛々しいチルの顔立ちに良く似合い『超が付くお転婆姫』といった具合だ
さやか「姉妹……?あの時の子——ぐっ!」
チル「お話をする余裕はありませんよ」
まるで重力には縛られない、と言わんばかりのふわりとした動きで舞い、さやかを足蹴にする
さやか「けほっけほっ……っ……!」
袖は破け、スカートには切れ目が入ってさやかの太ももと下着をチラつかせる
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