58: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/03/17(木) 02:40:18.30 ID:Y1+QE2tL0
せつなに手を引かれて人気の無いビルの間の路地裏までついてきた
徐に手を振りほどき話をする
ほむら「……で、何の用?」
せつな「あろは!私はせつな・オクト・バージニア!長かったらせつな・オクタヴィアって略してね!」
取り敢えずは自己紹介をしてきた辺り敵対心だけ……と言うわけでは無いらしい
ほむら「……暁美ほむらです」
せつな「あろは!イライラしてるね!」
今すぐにでも眉間を撃ち抜きたくなるが、ぐっと堪えた
QB「君馬鹿だろ」
ほむら「用が無いなら……」
代わりにキュウべぇの頭を撃ち抜いた
QB「何故ッ!?」
せつな「あは!あのね」
ほむら「!」
空気が変わる
せつなは両手と背筋をピッと真っ直ぐに揃えて、90度ほど直角に腰を折って
せつな「今夜の晩御飯と寝床を恵んでください!」
ほむら「……………………は?」
想定外過ぎた発言に、ほむらは意味を理解するまでに数十秒を必要とした
せつな「あ、グリーフシードあげるし、なんならお金も出すからさ!お願い!」
顔を上げたせつなは両手を合わせてお願いしてきた
ほむらはちょっと可愛いと感じ、余計にイライラしてしまう
ほむら「そのお金でホテルに行って」
せつな「いや、それじゃ旅の醍醐味ってもんがさ」
ほむら「うるさい」
せつな「うーん……よしよし!よーし!」
不気味さを醸し出すような音楽が何処からともなく聞こえて身構える
ほむら(何このBGM……)
せつな「私とバトルトルトルだよ!私が勝ったらお家に泊めて!」
ほむら「嫌、今すぐ消えて」
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