47: ◆l0O.gyaewI[saga]
2016/02/11(木) 10:42:35.77 ID:17k7FRFE0
中沢「お、お前もせつな知ってんのか?」
ほむら「誰そいつ」
中沢「まあ、旅する歌い手……っつかネトアだな」
ほむら「ネトア……」
せつな「愛を込めて花束を♪」
ほむら「……」
中沢「色んな所でゲリラライブしてんだ!歌も上手いし可愛いだろ?だからそれを録画してツベとかに挙げる奴が居て、それで一部で人気なんだよ」
ほむら(……まあ確かに可愛いけど)
クリッと大きな黄色の瞳に、ちょこんとした鼻、ぷっくりと膨らむ柔らかそうな唇、しまった顎と何となくまるっこい輪郭
同姓のほむらから見ても『可愛い』と言う評価で惜しくない
ほむら(何あの髪)
綺麗な金髪を短く切り揃え、前髪の一部が小さな角のようなあほ毛になっていて、正面から見ると稲妻マークのような感じになっている……チャームポイントと言われれば返す言葉は無いが、ほむらとしては気になるのだ
服装はジャケットにジーンズと、まさに『旅する女』のそれだ
白銀のギターを操作し、ギターだけでは絶対に有り得ない音色をどこからともなく流して彼女は歌っている
せつな「じゃーん!いえい!」
パチパチと盛大な拍手が起き、彼女の前にお金を置く者や、スマホで懸命に撮影したり録画する者もいる
せつな「はい!今日はここまでです!ありがとー!」
せつな「テロリストなんてやっつけちゃお!ついでにお国の犬もね!」
一頻りの笑いが巻き起こった後、応援の言葉をかけたり、握手や記念撮影をしたりして人々はバラバラと別れていく
せつな「あ、ちょっとこれ持ってて」
中沢「え!俺?」
せつな「よろしく!さ、行こうか」
まとめた荷物を乱雑に突っ込んだショルダーバッグを中沢に押し付け、ほむらの手を取り
中沢「え?ちょ、知り合い!?」
せつな「ううん、ただね」
驚く中沢へ向けて、唇に人差し指を当てて悪戯っぽく笑い
せつな「私と契約して魔法少女になってほしいんだ!」
ほむら「……」
極めて挑発的な発言をし、連れて行った
中沢「……あ……」
中沢「暁美すげぇぇ!!」
彼は何かを勘違いしたが、フォローする人間がいなかった
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