39: ◆l0O.gyaewI[saga]
2016/02/11(木) 10:29:54.88 ID:17k7FRFE0
かき混ぜる際に割りと紅茶が零れたが、キリカは特に気にするでも無くそれをクイッと飲み、杏子はその紅茶の味を想像してげんなりしている
織莉子「ま、私達は特に小細工の必要も無く静観するって所ね……それで」
零れた紅茶をハンカチで拭き取りながら織莉子が要点を纏めつつ話を続ける
織莉子「まどかさんはどうだった?」
それは彼女達の同盟『七色の翼』の今後の方針を決定する一番大事な話
この町での魔法少女の同盟は前提条件として鹿目まどかの存在ありきだ
まどかの存在がほむらと織莉子の敵対関係を生み、その構造がマミの不信感を余分に作り、マミと一緒に戦うさやかの存在に杏子が苛立ち……
気が付けば見滝原は6人の魔法少女による四つ巴の抗争状態となっており、ほむらがどの時間軸でも経験しなかった脅威の修羅場となった
表沙汰にこそならないものの、本気になったマミの隙をついてのまどか抹殺は流石の織莉子にも難しく、悪戯に攻撃してくる杏子や、熾烈を極めたグリーフシード調達戦も含め、魔法少女同士の戦闘が毎晩のように起きていた
織莉子が初接触の段階でまどか、さやか、マミに魔法少女の真実をぶちまけたのもあって『色々と躊躇の無いマミ』『まどかを守るために戦う決意をしたさやか』と
末恐ろしい二人のイレギュラーを含めた死闘は、『お菓子の魔女』との戦いで杏子が重傷を負い、ゆまが魔法少女となった事で収束する
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