268: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2017/05/31(水) 18:26:43.73 ID:JVhgE2Hb0
『現在、避難勧告の出ている地域は以下の通りです。桐生市全域、みどり市全域、風見野市北地区等、計7つの市で』
ちょっとした座談会が思わず中止になるTVからの声、電車なら五分程度の町で何かあったらしい
ルナ「ん?風見野市で避難勧告?」
えりか「なんかあったの?」
あゆむ「ん……え、何」
背後のTVを見たいのだろうけど、振り向くことも、首だけ向けることすら出来ないあゆむを見たルナが椅子を持ち上げてあゆむを向きなおらせる
小学生が中学生を椅子ごと持ち上げるような、かなり異様な光景だったが、あゆむの従妹なので仕方ない
『まるで空爆でもあったかのような、凄惨な光景が広がっています……このような状況を今日の日本で見ることになると、一体誰に予測できたと言うのでしょう?』
空爆……というよりは隕石がいくつか降ってきたという方が適切に思える
駄菓子屋のキャンディ菓子のようにカラフルな市外が広がっていたその場所には、灰色の無残なざるのようなものが広がっていた
その光景が現実離れしすぎていて、ジオラマとかCGとか……とにかく作り物のようなものにしか思えない
ルナ「えー……何事?」
ゆうか「何々……原因不明の爆発が相次いで、えーっと……テロの可能性もあるだあ?」
テロにしたってそんなすさまじい爆弾をドカスカやるものだろうか
えりか「日本って今テロリスト・ムーブメント?」
あゆむ「舐められてるんだろ、一回やらかされたからな」
いや、舐めるとか以前に爆弾を持ち込まないでほしいと思う
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