256: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2017/02/26(日) 13:50:21.48 ID:JO0ypGuL0
織莉子の気配を完全に感知できなくなり、ともかく闇雲に走り回るしかなくなった
ニコ「ぐっ……!」
せつな『誰もが崩れてく 願いを求めすぎて』
足元を爆撃する水晶はどうにかかわし、しかし背面や脇腹を狙う攻撃は受けてから一瞬で距離を取る位しか対策出来ず、そんな攻撃が間断無く続いてニコから体力を奪い続ける
せつな『自分が堕ちて行く 場所を探している』
ニコ(でも……直撃を取れないのは、向こうも似たようなもの……かな!)
直撃を取れないのは織莉子にもニコが見えていないから
回避先を予知、そこに攻撃を送り込むだけ……そう思ったニコが壁を背にすること思いついて建物から道路へと飛び降りた瞬間に、勝敗が決した
「キャアァアアッ!!?」
左半身に何かがぶつかったと思った瞬間、ニコは時間の止まった世界で空を飛んでいた
瞳だけを動かして自分がいたはずの場所を見ると、フロントガラスが派手にひしゃげた大型のトラックが目に入り、その運転手と目が合ったと思ったら急に世界が加速し、何を理解する前に100m以上を一瞬で吹っ飛んでいった
ニコ「ぁ……」
織莉子「まずはチェックメイト……ね」
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