232: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/12/20(火) 13:50:38.24 ID:3gIh0IDh0
〜見滝原から多少離れた町 商店街〜
せつな「勇気の鈴が〜リンリンリン(^^♪」
QB「せつな」
せつな「不思議な冒険るんるんる〜ん♫」
QB「せーつーな〜!」
せつな「分かってまーす!」
QB「君最低だね」
魔法少女につけられているのにアーケード街へ進入したせつなへのとても当然な返答だった
せつな「魔っ法少女!出っておいで!」
お構いなしと言わんばかりに魔法少女へと大きな声で呼びかける
人通りが少ないとはいえ皆無というわけではなく、数十人程度が一斉に振り返って、また何事もなく歩き出す
海香「……」
せつな「君一人……な訳ないよね?」
指輪をかざしながら現れた黒髪の理知的な少女を一瞥し、きょろきょろとわざとらしくあたりを見回す
海香「御崎 海香です……故あって、我々に協力を頂きたいのですが」
せつな「……断ったら殺すって空気だよね?」
海香「いえ、見滝原の内情を少々伺いたいと思いまして」
せつな「ははは!ここなら本気でやれそうだし、あたしはバトルがしたいな!」
QB「ユーリの協力があっても無理だ、せつなからは逃げた方が良い」
海香「……お話がしたいだけなのですが」
せつな「あたしを縛るものはイヤーなのー!」
指輪が煌めき、人目もはばからずにせつなが変身した
せつな「さあ、あたしとバトルトルトルだよ!欲しいものは勝ち取ってね!」
海香「……いえ、お話が出来ないのなら」
海香の話など聞いてはいない、踏み込みと共に体を翻して蹴りを繰り出す
その蹴りをはじき返しながらもう一人の白い魔法少女が姿を見せた
カオル「……躊躇が無い!?」
せつな「あっひゃひゃひゃ!オッケーオッケーかかってきなジャリガールズ!」
海香「カオル!」
カオル「こいつ逝ってる!」
一風変わった喧嘩は、それなりの観客に囲まれながら始まろうとしていた
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