216: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/12/20(火) 13:13:42.60 ID:3gIh0IDh0
あゆむ「あークソだ……マジで身体動かねぇ……」
いろんなところを動かしてみて確信したのは、どうやら自分は本当に数日間昏睡していたらしいということだけだ
体中の筋肉が強張ってろくに力が入らないのだ。長時間の正座で足が痺れるなんて話があるが、あの感覚がほぼ全身をまんべんなく駆け抜けている
えりか「あんた生きてたのが奇跡らしいじゃん」
あゆむ「らしいな」
本当に適当に相槌を打つものの、それで会話が通じてることになるのか、勝手に話がはずんでいく
いや、知る訳ねえだろとだけ心の中で思う
ゆうか「体重7キロ位減ってたらしいよ」
あゆむ「…………良く生きてたな」
半ば他人事だが、本当に感心した。その話が本当ならこの生命力はギネスを狙えるレベルだろう
えりか「他人事だね」
あゆむ「いや、覚えてないし」
ゆうか「どれくらいヤバイのか分からんのだけど」
あゆむ「仮に出血で体重が減ったとして、2キロで十二分に死ねる」
血が2リットル抜けたら死ぬって常識過ぎると思う
えりか「良く生きてたね」
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