214: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/12/20(火) 13:12:21.41 ID:3gIh0IDh0
えりか「ってな感じで、あんたも何も覚えてない口?」
ここまでに起きたことをあらかた説明してもらった
ようするに世間の見解はこうだ
『見滝原中学校の関係者は、海外の反日組織の恫喝に屈して全員が口を噤んでいる』
『だが関係者は音楽祭での出来事をほぼ全部覚えていない』
あゆむ「……思い出して殺しに行く」
考えを整理してからまず思ったことがそれだ
ゆうか「またすぐそういうこと言う」
とても大事なことはあゆむがそのなかでもトップクラスに重症だったこと、まどかはそれ以上に生命の危機であること
えりか「あーたねぇ、助かっただけでもめっけもんなんだよ?」
ベッドを少しだけ起こしてもらって、その僅かな移動だけでも挫けそうになるほどの激痛に見舞われたのだが、とにかく目線だけは合わせて会話したかったのだ
えりか「んー全員が全員何も分からないって、相当怖いよね……」
ゆうか「うぅ……何かろくでもない事されてそう……」
二人は自分の身体を抱いて目を見合わせているが、全然怖がっているようには見えない
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